JA07のカブプロ は、コスタブルーの一色しかカラー設定がありません。
エヴァンゲリオン初号機を彷彿させるこの色ですが、今ひとつ、ぐっときません。
他の人と漏れなく色が被るのも、残念ポイントです。
そこで塗装初心者が塗装に挑戦してみます。
使用するもの
今回のポイントは、タカラ塗料の水性塗料による刷毛塗りです。
タカラ塗料の塗料は、つや消し塗料のため、塗りムラが目立ちにくく、刷毛塗りに適しているとのこと。さらに、水性塗料を選択すれば、家の中で塗装できてしまいます。
なお、タカラ塗料には塗装に必要な道具一式が揃ったセットもありますが、今回は予算の都合上、塗料、プライマー以外は安価なものを別途購入しました。
- 水性塗料(イーグルブルーグレー)×1kg / タカラ塗料・・・5230円
- 非鉄バインダーα ×200g / タカラ塗料・・・650円
- ペイント刷毛 3本セット / アサヒペン ・・・610円
- マスキングテープ / 100均のもの・・・110円
- #600の紙やすり / 100均のもの・・・110円
- 下げ缶 / 100均のタッパーで代用・・・110円
- 中性洗剤 / 脱脂用として・・・150円
計6970円です。
外装の取り外し
刷毛塗りなので、マスキングをしっかりすれば、外装は外さなくとも塗る事はできそうですが、後々の工程を考えると外した方がよいと判断しました。
外装の外し方は、下を参照してみてください。
カブプロ (JA07)の外装を外そう
リアフェンダーと大型キャリアを取ると、非常にすっきり。
足つけ
下地作りです。
事前に塗装のやり方をwebで調べていると、下地作りがいかに重要であるか、先人たちは語っています。
塗装が成功するか否かは、下地作りで決まるのだと。
下地作りのない塗装など、クリープの入っていないコーヒーと同じなのだと。
パンにはやっぱりネオソフトなのだと。
そういうことなんです。
では、#600の紙やすりで、塗装面をざっとやすっていきます。
本来、傷や凹みはこの段階で修復するべきなのでしょうが、たいして気にしていないし、面倒なので今回はスルーです。
表面に傷がついて、光沢がなくなったら終了です。
洗浄&脱脂
風呂場に持ち込みじゃぶじゃぶ洗います。
リアフェンダーは細い溝があったり、(塗装はしませんが)裏側は泥の付着があったりで、少々面倒ですが、他はざっとやっつけます。
洗浄は脱脂も兼ねて、中性洗剤を使いました。
きれいに洗剤を洗い流した後は、塗装面を触らない様に気をつけながら、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
なお、ステッカーは剥がす場合は、洗浄前に剥がしておきましょう。
今回は剥がしてポイしました。
下塗り
非鉄バインダーを刷毛塗りしていきます。
適当な量をタッパーへ入れ、希釈をせずに塗っていきます。
塗料は塗り残しを防ぐために、半透明のグリーンとなっています。
ただし、残念ながらエヴァンゲリオンブルーの前では成す術もなく。全く見えません。
まぁ、刷毛の跡で、塗った塗らないはわかるので問題なしです。
塗料のタレなどは特に気にせず、がんがん塗っていった結果、くぼみに塗料が溜まっていました。
乾燥後に気づいたので、さくっと見なかったことにしましたが、次回やる時は要注意です。
20分ほど放置して完了です。
塗装
まずは塗装の準備をしていきます。
希釈はメーカー推奨が5〜15%だったため、10%で実施しました。
刷毛は予め、竹とんぼの様にくるくる回し、毛先をよく揉みほぐし、抜け毛の除去を図ります。
塗り方については、メーカーのwebサイトで動画を交えながら、丁寧に説明されているため、ここでは割愛します。
僕が実際にやってみて、一番苦戦したポイントは、幼稚園児2人との共同作業です。
多少失敗してもいいか、と軽い気持ちで子供たちを参戦させた結果、開始早々、創作意欲を爆発させた2人は、刷毛をわしゃわしゃにさせながら、ガンガン厚塗りしていきます。
“薄く塗り重ねていく”、って先人たちも言っていたのに。
気がつくと、厚塗りしましたよ!と言わんばかりの塗り跡と、わしゃわしゃにされて無残に抜けた毛の付着。
乾いた後にもう一度やすって、、という事もほんの一瞬考えましたが、やめました。
楽しかったし、多少の失敗に含まれる範疇です。きっと。
1日放置した後、再度外装を取り付け終了です。
まとめ
近くで見るとこんな感じに、毛が付着していたり、ムラがあったり、当然、元あった傷や凹みもそのままです。
ただ、3m離れて見れば、なかなかいい感じです。
今回、塗装に初めて挑戦しましたが、十分自己満足できるレベルの結果となりました。
子供とがちゃがちゃやりながら、また、低予算でこの仕上がりなら、定期的に塗り替えてもよいかなと思いました。
あとは耐久性ですが、それは追って検証していきたいと思います。
なお、外装色の変更として、今回、塗装という手段をとりました。
予算に余裕があり、好みの色があるのであれば、スタンダードのカブの外装に交換するという方法もありますね。