【写真で解説】初心者でも失敗しないスーパーカブ110プロ(JA07)のオイル交換方法

スーパーカブ
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バイクを乗るなら、オイル交換くらいは自分でやろう!と、思う方が多いと思いますので、初めて作業する方向けに、手順とポイントを紹介します。原付であろうと大型であろうと、作業内容は基本的に同じです。

なお、エンジンオイルはエンジン内の機械部品の潤滑、汚れの吸着劣化、冷却などの役割を担います。オイル交換をしないと、エンジン内の機械部品の抵抗が増大し、燃費の悪化であったり、最悪、部品の破損につながります。

メーカー推奨の交換頻度:3000km毎あるいは1年
ショップの目安工賃:1000〜2000円

※セルフ整備はあくまで自己責任のもとで行なってください。

用意するもの

オイル

特にこだわりがなければ、無難にG1でよいと思います。各グレードと特徴はホンダ殿公式サイトをご参照ください。

【ホンダ】エンジンオイル ウルトラ G1

メガネレンチ(17mm)

ドレンボルトを抜く時に使います。KTCやTONEには手が出せないサンデーメカニックの僕は、コスパの高いシグネットです。シグネットといえばギアレンチですが、今回は関係ないので、また別の機会に。

【シグネット】メガネレンチ 14X17 45゜

廃油受け皿or廃油処理パック

安上がりなのは、受け皿で受けて空きカンに入れ、ガソリンスタンドへ持ち込みです。でも、給油のついでとはいえ、持っていくのは手間だし、それまで廃油を保管しておくのもジャマ。なので、楽なのはやはり処理パックになります。トイレットペーパーに染み込ませる方法もありますが、300〜400円ほどで処理パックが買えることを考えると、それほどコストメリットはありません。

【カクイ】廃油処理パック 2L

漏斗(じょうご)orオイルジョッキ

漏斗でも大きな問題はありませんが、投入した量がわからないため、漏斗を外してレベルゲージで確認の作業が多くなります。オイルを垂らすリスクも増すので、目盛つきのオイルジョッキがよいです。100ml刻みの目盛がつくのは、キタコ品くらいと思います。間違っても500ml刻みとかはダメです。

【キタコ】オイルジョッキ 1リットル

下はOEM供給元でしょうか、見た目同じです。

ドレンワッシャー

ワッシャーはオイル交換都度の交換が望ましいです。ワッシャーをつける理由は、オイル漏れを防止するためです。ワッシャーは、ドレンボルトを締め込んだ際に潰れ、ボルトとオイルパンの間の隙間をなくす働きをします。Oリングなどのパッキンの役割ですね。但し、ドレンワッシャーは金属なので、一度使うと、塑性変形してしまいます。そのため、再利用すると潰し代が少なくなるため、シール性が落ちます。部品は安いですが、交換しないリスクは高いです。M12用を購入しましょう。

【デイトナ】ドレンワッシャー M12 3枚入り

以下は、必要に応じて用意します。

ポリエチ手袋

ドレンボルトを抜く作業では、(僕の場合は絶対)必要です。作業中、手がオイルまみれになって、途中で手を洗いに行くのは、非常にわずらわしいので。ニトリル手袋でもいいですが、ポリエチの方が安いのでこちら。但し、100均のは簡単に破けてしまうので、避けたほうが無難と思います。

【コモライフ】ポリエチ手袋 100枚入 Mサイズ

トルクレンチ

オイル交換で、唯一気をつけなければいけないのが、ドレンボルトの取り付けです。締め込めこみすぎると、ネジ山を壊し、オイルパン修理につながる危険があるからです。SNSでもそこそこ見るトラブルです。そのため、トルクレンチでのトルク管理が望ましいです。オイル交換は毎回自分でやるだろうし、数千円惜しんで高い修理代取られるリスクはとりたくないですね。

トーニチの評判がよいですが、コスパはE-Valueです。トルク違いで3種類のラインナップがありますが、20〜110N・mがあれば、カブのメンテの大概は対応できます。

【E-Value】 プレセット型トルクレンチ 差込角 9.5mm 20~110N・m

上のトルクレンチはソケットがついていません。持っていない場合は、SK11がコスパが高いです。

【SK11】ソケットセット 6角 差込角:9.5mm 8点 1セット

アルミドレンボルト

アルミドレンボルトに変更する一番のメリットは、識別になる事だと考えています。後述しますが、ドレンボルトの近くには、カムチェーンのボルトがあります。オイル交換都度、どっちがドレンだっけと悩み、調べるのも手間です。

JA07のドレンボルトは、M12のピッチ1.5mmです。純正ボルトは上述の通り17mmのレンチですが、キタコ品はヘックスサイズが異なり、14mmのレンチが必要なので注意です。

【キタコ】アルミドレンボルト

交換方法

センタースタンドをかける

オイル投入後、オイルレベルを確認しますが、サイドスタンドでは正しく測れれないため、センタースタンドをかけます。

廃油受け皿or廃油処理パックをセットする

ドレンボルトの真下にセットします。なお、作業前に暖気運転はしません。理由は、ドレンボルトを抜く際、熱いオイルで火傷をするのを防ぐためです。多少オイルを抜くのに時間がかかっても、安全な作業が一番です。

ドレンボルトを緩める

ドレンボルトの位置

ドレンボルトは車体右側(マフラー側)にある、写真の赤丸のボルトです。車体左側のボルトは、カムチェーンのボルトなので、間違わないように注意。

17mmのメガネレンチで、ドレンボルトを緩めます。この時、車体左側に回って作業した方が、レンチが車体に干渉しずらく、作業しやすいかもしれません。

また、くれぐれもレンチを回す方向を間違わないように注意です。上向きに刺さっているボルトなので、混乱しやすいかもしれせんが、落ち着いて確認しましょう。誤って締め込むと、上述の通り、ネジ山の破損に繋がる可能性があります。

ドレンボルトを抜き取る

レンチでドレンボルトを緩めたら、あとは手で緩めます。ここでポリエチ手袋をしておきましょう。ある程度緩んだら、ボルトを上に押し付けながら緩めます

ボルトが緩みきった途端、オイルが流れ出てきますが、ボルトを上に押し付けながら緩めれば、緩みきってもオイルは流れ出てきません。手袋をしているとはいえ、手がオイルまみれになるのと、オイルの勢いでボルトが流されるのを、防止します。

完全に緩みきったと思ったタイミングで、ボルトをぱっと抜きましょう。

オイルが抜けきるまでしばし待つ

チェーンのメンテや空気圧チェックなどしながら、待ちます。

ドレンボルトを取り付ける

オイルが落ちなくなったのを見計らって、ドレンボルトを取り付けます。ワッシャーは新品に交換しましょう。ボルトはいきなり工具で締めずに、いけるところまで手締めしましょう

いきなり工具で締めると、斜めに刺さっていたり、誤ってピッチ違いのドレンボルトを刺してしまっても、ねじ込めてしまうため、誤りに気づきにくいです。

最後に工具で締めます。トルクレンチがあれば、24N・mで締めましょう。なければ、メガネレンチで締めます。

新しいオイルを入れる

オイルジョッキに800mlまでオイルを入れ、給油口から注いでいきます。入れすぎるとドレンから抜かないとならないため、少なめで入れ、レベルゲージで確認しながら入れます。なお、レベルゲージは刺して抜くだけです。ねじ込みまずに確認しましょう。

適正量(レベルゲージ先端のひし形模様の領域)入っていることを確認したら、レベルゲージを締め込んで終了です。

失敗しないためには

オイル交換作業は難しくありませんが、大事に至るので、以下2つは間違えないように注意しましょう。内容重複しますが。

カムチェーンのボルトを外さない

  • 車体右側(マフラー側)のボルトを外す。
  • 17mmのレンチを使う。(カムチェーンのボルトは14mm)

ということだけ、気をつければ、間違えることはないと思います。仮に間違って外してしまった場合、元の順番通り部品を戻せばよいそうですが、経験がないため、ここでは触れません。

ドレンボルトを締めこみすぎない

実際問題、慣れた人にとっては感覚で問題ないのかもしれません。但し、普段、ほとんど工具を使った作業をしない人や、初めてオイル交換する人の場合、こんくらいかなー?などとドキドキするくらいだったら、トルクレンチを使うのが間違い無いと思います。E-Valueのであればそれほど高く無いし、ずっと使うものなので。

ドレンボルトはあくまで蓋であり、締結を目的としたボルトではありません。ボルトを確りねじ込むことが自体が目的ではなく、シール部分となるワッシャーを潰すことに意味があることは、頭の片隅に入れておきましょう。