【写真で解説】初心者でも失敗しないスーパーカブ110プロ (JA07)のエアフィルターの交換方法

エアフィルターの拡大画像スーパーカブ
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エアフィルターは、エンジンの燃焼に使う空気を濾過するための部品です。エアフィルターが汚れて目詰まりをすると、吸気効率が低下し、エンジンに適正量の空気を送り込めなくなります。その結果、燃費の低下やパワーの低下など、引き起こしてしまいます。

なお、カブのエアフィルターはビスカス式といって、濾紙を使ったタイプなので洗浄はできません。汚れた場合は交換です。

メーカー推奨の交換頻度:20000km毎
ショップの目安工賃:1000〜2000円

※セルフ整備はあくまで自己責任のもとで行なってください。

交換部品

NTBのフィルターの画像

純正代替部品メーカーで、コストパフォーマンスに定評があるNTBです。
JA07(スタンダート/プロ)、JA10(スタンダート/プロ/クロス)、AA04は同じエアフィルターが使えます。

【NTB】エアフィルター(HA-1045)

尚、その他カブの適用部品は下表の通りです。

【50cc以上】

スタンダードプロクロスハンター郵政C125
JA07HA-1045HA-1045
JA10HA-1045HA-1045HA-1045
JA42HA-1054
JA43HA-1054
JA44HA-1054
JA45HA-1054
JA48HA-1055
JA55HA-1058

【50cc未満】

スタンダードプロクロスハンター郵政
AA04HA-1045HA-1045
AA06HA-1052
AA07HA-1052
AA08HA-1052
AA09HA-1052

交換方法

エアフィルターの位置を示す画像

エアフィルターは写真赤枠の部分で、レッグシールドの裏側にあります。カブプロ の場合、特に外装を外す必要はないため、すぐにエアフィルターにアクセスできます。

固定はネジ5本で止まっており、エアフィルターの4隅+中央下にあります。写真では右上と右下のネジは写ってませんが、ハンドルを右に切って車体左側に回り込めば見えます。(以降の写真は車体左側からです)

カバーを開けたところです。純正品の鮮やかな緑色のろ紙は見る影もなく、くすんだ緑色のフィルターが見えます。20000km超でオークション購入したカブプロ ですが、一度も交換していない可能性が大です。

フィルターの新旧比較画像

新旧比較です。エアフィルターカバーの裏面には、結構な土が堆積していたため、極端に悪い環境で使われていた可能性があります。

エアフィルターボックス内部の画像

ボックス内部はエマルジョン化したブローバイガスが溜まっていたので、拭き取ります。

ドレンチューブの画像

また、ドレンチューブを外して、中にたまっているものもウエスで拭き取ります。ドレンチューブはクランプで止まっており、プライヤーやペンチなどで挟んで外します。その後は、逆の手順で、新品のフィルターの組み付け、カバーの取り付け、ネジを締めて終了です。

まとめ

24000km使用したエアフィルターを交換しましたが、交換のタイミングは完全に逸していた状態でした。使用環境はユーザーごとにそれぞれ違うので、推奨の交換頻度はやはり目安程度に考えることが大事です。

特に個人売買で購入した中古車は、それまでの使用状況がわかりません。また、現状渡しが通常なので、走行距離に関わらず、確認が必要な部品の一つですね。